昭和大学藤が丘病院泌尿器科
1993 年 53 巻 2 号 p. 221-223
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75歳, 男性.胃癌精査中に右陰嚢内容の腫大を指摘され当科受診.右精巣腫瘍と診断し右高位精巣摘除術を施行した.組織学的に腫瘍は類表皮嚢胞であった.精巣類表皮嚢胞は稀な疾患で, 自験例は本邦116例目に相当する.良性腫瘍であっても術前に悪性腫瘍が完全に否定できない以上, 精巣摘除術を行ない病理学的検索によって術後の取扱いを決定するべきであると思われる.
昭和学士会雑誌
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