抄録
1994年の1年間に他院にて施行されたMRAで脳動脈瘤や脳動脈狭窄, 脳動静脈奇形を疑われて当院に紹介された4例を提示する.当院にてMRAを施行し, 機種による画像の違いと実際の脳血管造影の所見と比較し検討したところ, 4症例中3例は疑陽性例であった.MRAは今後脳血管造影の変わりを果たすことが期待されている.しかし, 現時点においては, 疑陽性或いは偽陰性となる症例が存在し, 脳血管撮影を必要とすることが多い.機種自体のレベルが大事であるがすべての病院が一定のレベルの機種を使用していないのが現状である.今後脳ドックのありかたとしてある種の基準が必要であると思われた.