昭和医学会雑誌
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高速回転アテレクトミーが経皮的血管形成術に有用であった難治性下肢潰瘍を伴う閉塞性動脈硬化症の1例
武藤 光範濱嵜 裕司櫻井 将之西村 英樹近藤 武志江角 仁志小林 洋一
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2008 年 68 巻 2 号 p. 130-137

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抄録
症例は54歳女性, 両側下肢安静時疼痛と潰瘍を主訴に来院した.Fontaine分類IV度の両側閉塞性動脈硬化症と診断し, 血行再建はカテーテル治療を選択した.左浅大腿動脈の完全閉塞病変では穿通用カテーテル, バルーンいずれのデバイスも病変を通過しなかった.そこで, 冠動脈用のデバイスである高速回転アテレクトミーを使用することでバルーンが病変を通過し, 閉塞部の拡張が可能となった.末梢動脈疾患 (peripheral arterial disease; PAD) に対するカテーテル治療において, 複雑病変は末梢血管用デバイスでは治療に難渋することがあり, その場合冠動脈用デバイスが有用なことがある.
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