生体医工学
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―老年看護学者が期待する医工学との連携、医工学者が期待する老年看護学との連携―2
小栗 宏次石川 弘樹鈴木 薪雄
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2019 年 Annual57 巻 Abstract 号 p. S224_1

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抄録

センサの小型化、高性能化により様々な生体信号計測が容易になり多くのデータが計測されるようになってきている。これらのデータ解析により、被験者の状態を推定、予測する技術が飛躍的に向上してきている。これは「人の見える化」が進んできていると言って良い。また、ロボット技術の発達も進んでおり、病院への導入も進んでいる。医工学者によるこうした技術開発は急速に進んでいるが、実際には、何をどのように見える化したいか、ロボット技術をどのように利用したいか・・という現場の声はなかなか研究室に届いていない。これらは、医師や看護師と医工学者、企業のコミュニケーションが十分に取れていない事がその原因の一つと考える事ができる。本企画では、センシングの現場として村田製作所から、また、ロボティクスの現場として、知の拠点あいち重点研究プロジェクトとして、介護医療コンシェルジュロボットを開発した新東工業から話題提供していただき、企業や医工学者の現状の課題や改善点、さらに将来展望について議論する機会とする。

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© 2019 社団法人日本生体医工学会
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