生体医工学
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Psyche Navigation Systemによる安寧と活力が共存する社会の実現を目指して:仏教的観点から
熊谷 誠慈
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2021 年 Annual59 巻 Abstract 号 p. 194

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抄録

2050年の社会像として、本発表者の研究チームは、サイバー空間、フィジカル空間、マインド空間の融合により、CPMS(Cyber Physical Mental System)という新たな概念を提唱し、身体的負担のみならず精神的負担をもが低減された「安寧と活力が共存する社会」の実現を提案した。同提案は、JSTのムーンショット型研究開発事業おミレニア・プログラムに採択された。同チームを中心に、科学者の叡智を結集し、理想的な心理状態の定義化と計測法、誘導法、社会実装法を具体化し、伝統的智恵と心身変容技法を、先端科学技術で効率よく、頑健な形で社会にシステム化する「Psyche Navigation System技術の確立」を目指す。本発表では、とりわけ発表者の専門とする仏教的観点から、CPMSという概念、Psyche Navigation System技術について紹介する。

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© 2021 社団法人日本生体医工学会
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