廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第20回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: P2-D7-6
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D7 埋立地モニタリング
管理型最終処分場の廃止基準に関する考察(6)
*長森 正尚山田 正人石垣 智基小野 雄策
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抄録
廃棄物処理法では、管理型最終処分場の廃止時に2年間以上のモニタリングが義務付けられている。本研究では、産業廃棄物管理型処分場のガス抜き施設において、埋立終了後320~3180日目にかけて埋立地ガスの組成及び流量をモニタリングした。調査したガス抜き施設は、深層から集められた2箇所のガス抜き管、埋立終了後に設置された場内観測井1箇所とした。その結果、共に深層から集められたガス抜き管は配管位置が異なるが、ガスの組成や流量の経年変化は概ね類似していた。しかし、浅層に位置する場内観測井内のガス組成は、ガス抜き管のガス組成と異なっていた。他方、ガス流量の時間変動を見ると、ガス抜き施設の構造、設置場所や深さによる違いがほとんどなかった。廃止に向けたガス流量モニタリング方法としては、ガス抜き施設からの放出ガス流量は測定日によって大きな差が生じるため、1回の測定を連続数日間にすることが望ましい。
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© 2009 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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