抄録
2006(平成18)年7月に制定された道路用溶融スラグ骨材のJIS規格(JIS A 5032)では、対象となる廃棄物を規定しており、この範囲に産業廃棄物溶融スラグは含まれていない。今後、資源循環推進の観点から、一般廃棄物溶融スラグに加えて産業廃棄物溶融スラグについても、JIS A 5032道路用溶融スラグ骨材の品質が確保出来れば、利用を進めていくべきと考えている。
シャフト炉式ガス化溶融炉を用いて、主に自動車シュレッダーダスト(ASR)の溶融処理・資源化を行っている北九州エコエナジー_(株)_より産出している溶融スラグを使用してアスファルト混合物の配合試験を実施し、再生アスファルト混合物事前審査認定品(通常混合物)と同等の性能を有する事が確認出来た。この結果を基に、北九州市の市道で試験舗装を行い、施工2年後までの路面性状追跡調査を行った結果、通常混合物と同等の性能を有しており、道路用骨材として使用出来る目途が付いたと判断する。