抄録
産業廃棄物の発生及び資源化・処分プロセスにおいて、廃棄物の性状や物性を表す基本言語である廃棄物の種類は重要な情報である。これまでに排出事業者及び処理業者においては廃掃法に基づく20種類と有害性の観点だけでなく、廃棄物の含有成分や物性にて管理・コミュニケーションされていることが分かった。しかしながら、自治体の計画や施策にて十分に活用されていないケースが多く、結果、排出者及び処理者に対して十分な情報が還元されていない。本研究では、排出者、処理者、行政間における廃棄物の排出・処理に係るコミュニケーションのツールにおいて重要となる廃棄物の品目類型化を整理するとともに、再資源化技術の適用性や、市場化されずに最終処分へ向かう物の回避策などの検討を行うことを目的としている。今回、第4報として、行政報告として活用されている処分実績報告書情報から整理した廃棄物詳細品目化の状況について報告する。