主催: 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
バイオマスタウン構想は2004年から2010年の現在にいたるまで200以上の自治体から公表されている。バイオマスタウン構想には、定量的要素としてバイオマスの賦存量、発生量、および仕向量などが記述されている。また、定性的要素として変換・処理技術、推進体制、取組段階、期待される効果、背景、および過去の経緯などが記述されている。バイオマスタウン構想は、バイオマスニッポン総合戦略の推進に向けた委員会での検討を経て公表されるため、策定地域は地域的バイオマス循環形成に向けた要素の水準が比較的高いと考えられる。本研究では、バイオマスタウン構想の情報を網羅的に収集・整理し、地域的バイオマス循環システム形成に向けた重要事項とその傾向を分析した。