廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第23回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: A1-3
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A1 ごみ発生・3R
古着の購入状況と衣類の環境負荷情報提示による利用促進の可能性
*山川 肇
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キーワード: 衣服, 2R, リユース
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抄録
今回調査した衣類では購入数の約2割が古着であったが、衣類の環境負荷情報を提示し、どの程度まで古着の割合を増やすことができるか尋ねたところ、さらに約2割の増加が見込まれた。その他、以下のような結果が得られた。
・古着購入者の割合は24%、ここ数年購入していない人は12%、購入未経験者は64%となった。
・ごみ減量意識が高い人ほど購入経験がある傾向。ただし近年購入していない人も多く、現状ではごみ減量意識との関係はほとんどみられない。
・相対的に50代以上、古着購入中止者、環境記事講読傾向の高い人の増加が大きく、こうした層への働きかけは有効だと考えられる。
・古着購入状況別の新品購入枚数を見ると、古着を購入している人の方が1人あたりの新品購入枚数が多い傾向にあった。ただし、古着購入による新品購入抑制の有無の検討は今後の課題となった。
・新品の購入枚数は20代が多く、情報提示による削減可能性も20代に多かった。
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© 2012 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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