廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第23回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: A4-7_Poster2
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A4 住民意識・住民参加
ペットボトル分別に伴う住民の“煩わしさ”の定量的評価法に関する研究(2)
*高橋 史武鈴木 慎也立藤 綾子松藤 康司
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抄録
ペットボトルの分別作業における心理的抵抗感(煩わしさ)を定量化するための新評価法を開発した。新評価法では煩わしさを相対化Z値として定量化し、それを金額換算することで他と比較できるようにする。設計した参照作業について、新評価法で求めた相対化Z値と参照作業を忌避するために購入する代替製品(代替サービス)の損失金額は概ね正の相関が現れた。対数線形性に着目すると、手間や時間が必要となる作業グループと小売店で代替製品(代替サービス)が入手しやすい作業グループ2つに分類化された。ペットボトルの分別作業に関する支払意思額は、新評価法での損失金額よりも比較的低い値となっており、支払意思額で評価される以上に実際には「煩わしさ」を感じている可能性が示唆された。
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© 2012 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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