インドにおける都市固形廃棄物の処理

抄録

インドは、2000年に都市固形廃棄物（管理・取扱）規則を交付して以降、徐々に都市固形廃棄物を処理する体制を整えてきている。一部の都市では、収集の体制が整ってきている。コンポスト化、RDF製造、焼却・発電などの施設も増えてきている。その一方で、埋立処分場からの汚染が問題となっているし、中間処理施設も操業が続かない場合もある。2016年4月には、都市固形廃棄物（管理・取扱）規則が改正され、固形廃棄物管理規則が交付された。本稿では、廃棄物処理の現状を紹介するとともに、新旧の都市固形廃棄物に間する規則を比較し、インドの都市における今後の固形廃棄物処理の方向性を検討する。