廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第28回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: A3-2-O
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A3 ごみ発生・フロー
生ごみ堆肥化促進シナリオによる全国レベルでの一般廃棄物処理に係る再生利用率推計モデル
*河井 紘輔
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抄録
生ごみ分別収集及び堆肥化処理を促進するシナリオを設定し、平成27年度のごみ処理に関するデータをもとに、仮に生ごみ堆肥化が促進した場合の、全国レベルでのごみ処理フロー、資源化量、再生利用率の変化を推計するモデルを開発した。一人当たりの耕地面積を生ごみ堆肥化の導入可能性を評価する指標とした。推計の結果、堆肥化処理量が大幅に増加(1,776%増加)したのに伴い、直接焼却量が約300万トン減少した(9%減少)。また、資源化量は堆肥化処理で1,268%増加、直接焼却及び燃料化処理でそれぞれ2%、9%減少し、総合的には97%増加した。再生利用率は3.5ポイント上昇し、23.9%となった。
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© 2017 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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