主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第29回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 29
開催地: 名古屋大学東山キャンパス
開催日: 2018/09/12 - 2018/09/14
国連持続的開発目標(SDG)12.3は世界的に流通・消費段階での"food waste"を半減することをかかげている。しかし食品廃棄・ロスについては様々な定義が錯綜しており、国際的に確立された計量方法も存在しない。指標の設定のしかたによってリサイクルに重点を置くのか、発生抑制に重点を置くのか等、政策方向がかわってくる。ここではFAO, UK-WRAP, EU-FUSIONS等における解釈を紹介する。どの発生段階や処分先を対象とするのか、可食部・非可食部の区別の有無や線引きのしかたなどが、主な相違点である。日本語の「食品ロス」と、食料生産・加工段階での廃棄を指す "food loss" の国際的に主流な解釈とどう折り合いをつけるのか、今後どう進めていくべきか等について、参加者のみなさまと意見交換ができればさいわいです。