廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第29回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: A8-3
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A8 食品ロス
SDG12.3と食品廃棄/ロスの定義
*渡辺 浩平岡山 朋子山川 肇
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抄録

国連持続的開発目標(SDG)12.3は世界的に流通・消費段階での"food waste"を半減することをかかげている。しかし食品廃棄・ロスについては様々な定義が錯綜しており、国際的に確立された計量方法も存在しない。指標の設定のしかたによってリサイクルに重点を置くのか、発生抑制に重点を置くのか等、政策方向がかわってくる。ここではFAO, UK-WRAP, EU-FUSIONS等における解釈を紹介する。どの発生段階や処分先を対象とするのか、可食部・非可食部の区別の有無や線引きのしかたなどが、主な相違点である。日本語の「食品ロス」と、食料生産・加工段階での廃棄を指す "food loss" の国際的に主流な解釈とどう折り合いをつけるのか、今後どう進めていくべきか等について、参加者のみなさまと意見交換ができればさいわいです。

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© 2018 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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