主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第29回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 29
開催地: 名古屋大学東山キャンパス
開催日: 2018/09/12 - 2018/09/14
平成28年熊本地震により、熊本市内で発生する被災家屋解体廃棄物(以下、解体廃棄物)を含む災害廃棄物総量は平成29年3月時点で約148万tと推計された。これらの解体廃棄物は、解体現場から市内6ヶ所の仮置場へと搬入し、適切な中間処理工程を経て、熊本県内を始めとした全国の最終処分施設もしくはリサイクル施設へ搬出された。鴻池組を含む連合体は市内6ヶ所の仮置場を管理・運営するにあたり、仮置場周辺の環境対策に配慮を行いつつ、解体廃棄物を適正かつ、円滑・迅速にリサイクルするための処理体系を確立し、平成30年5月末時点で処理予定数量83万tに対して約97.5万tの処理を終了した。処理量のうちリサイクルされたものは約73.7万tであり、リサイクル率は約75.6%となった。