主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第29回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 29
開催地: 名古屋大学東山キャンパス
開催日: 2018/09/12 - 2018/09/14
常時の一般廃棄物や産業廃棄物、また災害廃棄物の処理において、混合状態の廃棄物から後段の処理・処分に不適なものを取り除いたり、再生利用できるものを回収するために、選別という工程が用いられる。機械を用いた選別に加えて、精度を向上させるために、人の手による選別は依然として多用されている。しかし、手選別は現場経験的な技術であり、所要の混合廃棄物の性状や量に対して、目的とする回収量と品質を得るために必要な人数や時間、展開場の広さや明るさ、ベルトコンベヤの色やスピードなどの仕様は明らかではない。
本研究では、選別速度と選別精度の低下に影響する因子について実験的に検討した。
選別対象物の混合比率の多さが選別対象物の選別速度と選別精度に影響すること、また、選別対象物の明度差は選別速度には影響しないが、選別精度に影響することが明らかになった。