主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第29回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 29
開催地: 名古屋大学東山キャンパス
開催日: 2018/09/12 - 2018/09/14
ごみ焼却施設では燃焼状態に応じたベテラン運転員の高度な状況判断と的確な運転操作により運転を安定化させている。また当社は遠隔監視・支援システムを構築し、オンサイト同等の運転情報を収集している。
現在、川崎重工業ではSOINN株式会社と協力し、ベテラン運転員の状況判断と的確な運転操作を人工知能(AI)で学習し、それを操作レコメンドとして自動再現する運転支援システムの開発を進めている。
当社は松阪市クリーンセンターの実運転データ(4ヶ月間)に基づき、AIによる操作レコメンドシステムのベースを構築した。またAIによるレコメンド出力は、実績データに基づきその妥当性を検証し、実操作に対する再現率と適合率で定量評価した。検証により、実運転と同等の多様なデータをAIが扱い、レコメンド出力をすることを確認した為、本稿で報告する。