主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第30回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 30
開催地: 東北大学川内キャンパス
開催日: 2019/09/19 - 2019/09/21
近年海洋ごみ問題の深刻化や2017年以降の中国をはじめ東南アジア諸国の海外廃プラの禁輸などにより、脱シングルユースプラスチックへの関心が高まっている。ペットボトルについても、廃容器の海外輸出の常態化や河川ごみ調査での放置容器の多さなど、分別の徹底やリサイクルの推進だけでは解決できない問題が見えてきた。
京都市ごみ減量推進会議は2016年秋から「リーフ茶の普及で、ペットボトルを減らそうキャンペーン」に取り組んでいる。本稿は、2018年以降の市民向け及び学生向け事業で得たアンケート約2,000枚をもとに、性別・年代ごとのペットボトル飲料の利用頻度及びリデュース意識向上の働きかけの成果を報告する。ペットボトルはシングルユースプラスチックの一部だが、これを削減対象とした活動を進めることで、他の様々な脱プラ活動の加速に寄与できる。あわせて、プラスチック多消費社会の見直しに寄与したいと考える。