主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第31回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 31
開催地: Web開催 北海道大学工学部
開催日: 2020/09/16 - 2020/09/18
本研究では米生産に着目し、中国を対象とし、稲副産物であるもみ殻の利活用によるライスハスクシリカの生成プロセスを調べ、各段階での投入量・排出量を解明した上で、鉱石由来のシリカ精製を比較するため、ライフサイクルインベントリ分析を行う。それに基づきバイオマス由来シリカの利活用がどの程度の環境負荷軽減に寄与できるかを明らかにし、持続可能な農業生産の構築につなげ、ライフサイクルの観点に基づく環境負荷削減対策の重要性について論じた。解析の結果、1トンのシリカ再資源化に対し、ライスハスクシリカの活用は生産段階で6571.37kg-CO2eq、約405.56%の負荷増大があるものの、ライフサイクル全体では1330.44kg-CO2eq、約1.28%の削減効果が示された。