主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第32回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 32
開催地: 岡山コンベンションセンター
開催日: 2021/10/25 - 2021/10/27
日本の一般廃棄物排出量は高度成長,バブル期を経て増加し,2000年頃より減少している。環境省は毎年自治体を対象に「一般廃棄物処理実態調査」を実施し,結果を公開している。そこで,本研究では「一般廃棄物処理実態調査」のデータに基づいて,主に家庭系ごみの減少について自治体ベースで分析した。2003年~2005年にかけての「平成の大合併」による自治体数の変化を考慮し,2018年に存在する自治体で2005年以降の15年間のデータを対象とした。その結果,有料化による急激な減少,全国における長期的な一定の排出量減少があった。資源ごみを除いた残余ごみが少ない自治体は高水準の有料化価格,戸別収集,雑がみ,衣類の定期回収といった特徴があった。