廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第32回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: A1-1-O
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A1 ごみ発生・排出抑制
一般廃棄物処理実態調査に基づく家庭系ごみ減少の要因分析
*檜森 恵大松藤 敏彦
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抄録

日本の一般廃棄物排出量は高度成長,バブル期を経て増加し,2000年頃より減少している。環境省は毎年自治体を対象に「一般廃棄物処理実態調査」を実施し,結果を公開している。そこで,本研究では「一般廃棄物処理実態調査」のデータに基づいて,主に家庭系ごみの減少について自治体ベースで分析した。2003年~2005年にかけての「平成の大合併」による自治体数の変化を考慮し,2018年に存在する自治体で2005年以降の15年間のデータを対象とした。その結果,有料化による急激な減少,全国における長期的な一定の排出量減少があった。資源ごみを除いた残余ごみが少ない自治体は高水準の有料化価格,戸別収集,雑がみ,衣類の定期回収といった特徴があった。

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© 2021 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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