主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第32回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 32
開催地: 岡山コンベンションセンター
開催日: 2021/10/25 - 2021/10/27
市中の廃棄物や使用済み製品に含まれるペルフルオロアルキル化合物(PFAS)の種類と使用量、PFASを含む廃棄物や使用済み製品の種類と生産量、廃棄の段階でのPFASの物質挙動等、PFAS含有廃棄物に関する知見は極めて乏しい。ペルフルオロオクタンスルホン酸 (PFOS) を対象とした廃棄物分析法は、PFOS含有廃棄物の処理に関する技術的留意事項とともに整備されたものの、2019年以降、ストックホルム条約やUSEPAの管理対象となったPFASへの適用性は十分に検討されていない。PFASを対象とした物質網羅的な廃棄物分析法の整備は、PFAS含有廃棄物に関する実態を把握する上での大きな課題となっている。本研究では、多種多様なPFASを対象に現行のPFOS廃棄物分析法の適用性を検討するとともに、ラボスケールのPFAS分解実証試験で得られた液体及び固形物試料に含まれるPFASの定性及び定量を試みた。