廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第33回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: A2-5-O
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A2 ごみ発生・排出抑制(2)
家庭系使い捨てプラスチック製品の排出実態調査
*廣田 和暉衣川 佳輝矢野 順也平井 康宏浅利 美鈴酒井 伸一
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抄録

近年プラスチック製品が環境に与える影響が大きな問題となっている。日本では、2019年にプラスチック資源循環戦略の中で、2030年までにワンウェイプラスチックを累積25%発生抑制することを掲げ、翌2020年にはレジ袋有料化の義務化が行われた。著者らは家庭からの使い捨て製品の排出実態を明らかにすることを目的とし、2019年以降家庭ごみ中の使い捨て製品に関する調査を継続してきた。本研究では、近年の動向を踏まえ使い捨てカトラリーといった品目を一部細分化しつつ、2021年度においても排出実態調査を実施し経年変化を把握した。 京都市では2021年度で年間一人当たり3~4kgの使い捨てプラスチック製品が排出されている。以前から発生抑制が進められているペットボトル・手提げレジ袋に加え、家庭用ラップ・ポリ袋・ごみ袋の排出が多いとわかった。排出重量の推移と排出傾向をつかむために引き続き調査を継続する必要がある。

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© 2022 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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