主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第33回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 33
開催地: 宮崎大学
開催日: 2022/09/20 - 2022/09/22
本研究では、POPsに登録あるいは今後登録される可能性のあるPFOA、PFHxS、PFOS(フッ素系POPs)に対して、その塩類も含めた分解特性の比較評価を行った。純試薬を用い、焼却後の媒体を詳細化したラボスケールの焼却試験を実施することで、フッ素系POPsの焼却による分解挙動を把握することを目的とした。分解率、温度依存性、焼却後の媒体別の移行、副生成物についても検討した。純物質およびその塩類では共通して良好な分解率を示した。一方で、泡消火薬剤を模擬したPFOAの模擬試料では1桁程度分解率が下がった。焼却後の分配挙動はスルホ其含有化合物で固体側、カルボキシ基含有化合物で排ガス側に移行している割合が高かった。