廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第34回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: E1-3-O
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E1 最終処分場の維持管理・モニタリング
廃棄物最終処分場からのマイクロプラスチック環境放出量評価とその削減対策の効果の検証
*石垣 智基Panida PayomthipHam Geun-Yong山田 正人大迫 政浩
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抄録

全球的な評価においては、プラスチック廃棄物の不適正な管理に起因する流出が最大の環境放出源であることは疑いようがなく、廃棄物の投棄(不法投棄、オープンダンプ、最終処分場を含む)による陸域および水域へのプラスチック放出に対する対策は急務となっている。一方、我が国における最終処分場の整備・運営状況を鑑みるとプラスチックの直接的な環境放出あるいは浸出水を経由した環境放出の可能性は非常に低いと考えられる一方で、その量的な評価は十分定まっていないのが現状である。本研究グループでは、国内の廃棄物管理に起因するプラスチックの環境放出量の推定およびその削減対策の効果検証に資するモデルを開発している。今回はそのうち最終処分場からの環境放出に関する算定結果を抽出し、既往の調査報告との比較を行った結果を紹介する。

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© 2023 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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