廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第34回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: E1-9-P
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E1 最終処分場の維持管理・モニタリング
被覆型廃棄物最終処分場の埋立層ガス流動調査(その2)
*為,田 一雄高倉 昭二兪 霊傑潘 剣磊樋口 壯太郎
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抄録

近年、管理型最終処分場において埋立処分される廃棄物は焼却残渣主体となり、その性状としては無機化してきている。しかし、有機物についても数%程度は残存している状況であり、埋立層内部を好気的状態に維持する準好気性埋立機能は重要である。埋立層内の好気的状況確認手法として、埋立層内への空気流動を確認する方法がある。今回、被覆型廃棄物最終処分場を対象に、ガス抜き管及び浸出水集排水管出口からのガスの流向及び流量を確認し、その収支を把握することにより埋立層内への空気流動調査を行なった。本被覆型処分場では、浸出水集水管等のガスを強制的に外部に排気するために排気ファンを設置している。今回、排気ファンが常時稼働している被覆型処分場では、埋立容量増加に伴い廃棄物1m3当たりの空気流入量も増加するが、ガス抜き管の延長増設時には、ショートパスが発生し埋立層内への空気流入が一時的に減少することが確認できた。

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© 2023 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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