廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第34回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: B2-1-O
会議情報

B2 廃棄物管理・計画(2)
リバウンドを考慮したクローズド自己酸化法による下水処理経費削減の検証
*立田 真文関藤 良子高部 芳基渡辺 正志
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

下水道の普及で、現代人は健康的で文化的な生活を享受しているが、下水施設から発生する課題は、現代において も根本的に解決されていない。下水汚泥の継続的な排出による処理コストの負担は、経済の疲弊と共に地方自治体へ 大きくのしかかる。そこで、キャピタルコスト、ランニングコスト共に低いとされる自己酸化法で汚泥を削減すべく、 自己酸化槽を実際の処理場に併設し、その効果を検証してきた。前回の発表では、完全クローズド自己酸化法が中止 になったところまでの報告であったが、今回は、完全クローズド自己酸化法が中止になり、本体の下水処理施設のシ ステムが正常に回復するまでの汚泥引き抜きまでと、完全クローズドの実験が再開されるまでの、ワンサイクルまで の検証を行ったので、ここで報告する。

著者関連情報
© 2023 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
前の記事 次の記事
feedback
Top