主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第34回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 34
開催地: 大阪工業大学
開催日: 2023/09/11 - 2023/09/13
本研究では、ライフサイクルの視点から二酸化炭素(CO2)の削減量が最大となるように発生源と再資源化拠点のマッチング手法を提案し、三重県で発生した廃ポリ塩化ビニル(PVC)を対象に適用する。廃プラの前処理施設は計40箇所、再資源化技術としてマテリアルリサイクル(MR)とケミカルリサイクル(CR)、エネルギーリカバリー(ER)の施設は計62箇所を対象とした。線形計画法を用いた結果、現状ケースにおいてPVC前処理施設は40箇所のうち8箇所へ配分され、MRは全ての施設へ、CRは13箇所のうち9カ所へ、ERは配分されない結果となった。CO2の削減量としては、MRによる削減量が222.6千トン、CRによる削減量が24.5千トンと推計された。将来ケースにおいては、配分された施設数の変化は小さいが、CO2の削減量が大幅に増える結果となった。