埋⽴が終了した廃棄物最終処分場におけるガス抜き管の埋⽴地ガス濃度(メタン濃度と⼆酸化炭素濃度の合計)と埋⽴地ガス流速を測定し、埋⽴地ガス濃度と埋⽴地ガス発⽣量の関係について、明らかにした。ガス抜き管出⼝のメタン濃度は埋⽴終了からの経過年数が短い区画で⾼い傾向があることが分かった。ガス抜き管出⼝のメタン濃度のレベル別の割合でまとめたところ、メタン濃度が 5%未満であるガス抜き管は2006 年で 29%から 2023年で 79%と 50%増加しており安定化が進⾏していることが分かった。またガス抜き管内の⼆酸化炭素濃度の分布形をフラット型、カーブ型に判定した結果、フラット型は埋⽴地ガス発⽣量が⼤きく、カーブ型は⼩さいことが分かった。さらに、埋⽴地ガス発⽣量が廃⽌基準である 1L/min 未満を満たすには、少なくとも埋⽴地ガス濃度が 1%未満になることが分かった。