廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第35回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: A5-4-O
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A5 住民意識・環境教育
プラスチック消費に関する行動の国際比較調査(2) ―プラスチック製品に関する様々な環境配慮行動の実施状況の比較から―
*安藤 悠太孫 潔Fatimah Syakura Azhari浅利 美鈴
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抄録

世界各国でプラスチック対策が進む中、国によって環境配慮意識や行動の実態は異なっている。本研究では、プラスチック消費に関する行動の国際比較と要因の分析を目的とし、日本、パリ、ニューヨーク、ジャカルタ、上海の5地域においてアンケート調査を行った。プラスチック製品に関する13種類の環境配慮行動の実施状況を尋ねたところ、マイバックの持参は5地域すべてで40%以上の人が取り組んでいると回答した。一方、マイボトルやマイカップの持ち歩きは日本のみで実施割合が40%を下回り25.7%となったが、ペットボトルの分別に取り組む人は49.2%と他の地域より多くなり、飲料消費に関して他地域と異なる傾向が見られた。また、環境問題についての情報接触と会話の頻度はどちらも、日本では数週間に1回程度以下の回答が最多となり、それぞれ50.2%と67.9%となった。今後は、これらの頻度が環境配慮行動に及ぼす影響を検討する。

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