流通研究
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特集論文「ヤング・スカラー特集」
海外市場における製造業者のチャネル戦略・製品戦略が成果に与える影響―最適独自性理論に基づく検討―
福地 駿乃介
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2025 年 28 巻 1 号 p. 49-63

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抄録

製造業者が海外市場に進出する際,進出国の市場環境に適応しつつどのように企業成果を高めるかは重要な意思決定課題である。本研究は,最適独自性理論に基づき,海外市場において製造業者がチャネル戦略と製品戦略をどのように組み合わせることで企業成果を高めることができるかについて,理論的枠組みを提示しその経験的妥当性を確認することを目的とする。最適独自性理論は,制度理論に基づく正当性を獲得する企業行動と競争戦略論に基づく独自性を獲得する企業行動をオーケストレーションすることで企業成果を高めることができると主張する枠組みである。日本を母国とする生産財製造業者を対象とした実証分析の結果,進出国市場の競争強度が高い場合と規制・規範的距離または文化的距離のいずれかが遠い場合,チャネル正当性と製品革新性の双方を高めることで企業成果がより高まることが明らかになった。

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