主催: 一般社団法人 日本機械学会
会議名: 生産システム部門研究発表講演会2016
開催日: 2016/03/14 -
サービスは無形なため,有形な部品やモジュールに比べて設計や品質管理に費やす負荷は小さく,また開発期間も短いため,有形に比べて柔軟で多様な機能を可能とする.しかしながら,サービスを組み込んだ製品の設計では設計段階で製品の利用方法を想定し,要求される機能を抽出することが必要である.もし,類似する製品の利用者の意見から利用者の評判の良い製品の特徴を要求機能として捉え,製品の構造や機構による機能とサービスによる機能を同時に検討し,具現化することで市場価値の高い製品の利用に関するサービスを提案できると考えられる.本研究では,事業創造・継続に繋げるための製品に組み込まれるサービスを QFD の手続きを利用し,異なる視点による分析することで効率的に設計する方法を開発し,適用事例を示す.