抄録
本研究では, 光学式モーションキャプチャを人力デバイスとしてヒューマノイドを操作する概念である, オプティカルコックピットを実現するために, その核となる技術である光学式モーションキャプチャの実時間処理法を開発する。多面体探索ラベリング法と, フレキシブルな逆運動学解法を組み合わせることによって, 長時間のマーカオクルージョンが発生しても継続的にモーションキャプチャを行うことが可能である。処理速度は, ラベリングと逆運動学解法による全身の関節角計算を含めて3ms程度であり, 実時間処理が実現される。