抄録
本研究グループでは, 福祉工学における精神的支援技術の実現に向けて, 擬似感性の概念を提唱し, その構成法を示してきた。ここでは, 状態遷移が視覚的に明らかであるという特徴をもつペトリネットを用いて擬似感性を構成する手法を提案する。その際, 擬似感性の必須の能力として学習能力があるが, ここでは, ペトリネットにおける学習をGAを用いる事によって実現する。介護者と被介護者の精神的交流における感情状態の変遷を再現できる能力を持ったペトリネットの構造を提案し, 学習実験によりその能力を示した。