主催: 一般社団法人 日本機械学会
会議名: ロボティクス・メカトロニクス 講演会2022
開催日: 2022/06/01 - 2022/06/04
大量に漂着するゴミと人手不足により,海岸の環境保全は地方自治体および団体や個人が日々尽力しながらも,効率的な収集から容易な処理手続きといったシステムが構築されておらず,解決への見通しと将来性なく黙々と可能な限りの収集を続けているのに留まっている.DXと称されるように,ITやインターネット,クラウドエッジといったデジタル技術の進歩により生活に変革がもたらされている昨今,この海岸の漂着ゴミ問題についてはその社会実装が進んでいない.本研究では,クラウドサービスを基礎とするウェブサービスを介した,個人・団体・行政といった各スケールをシームレスに接続する情報共有基盤を構築することで,漂着ゴミの収益化に向け,画像処理AIを活用するウェブサービスの開発と社会実装を進めた.これまでユーザごとにクラウドストレージ領域を提供し,漂着ゴミ画像の収集と,画像内からのゴミ検出を行うAIのサービス提供について述べる.