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全国でハチに刺されることによる死亡者は、年間30~40人である。本市においては例年2,000~3,000件のスズメバチ類に関する相談が寄せられるが、これらの中で刺傷被害が起こっているケースは6%前後である。そこで、都市部における刺傷被害状況を把握し、被害を未然に防ぐ方法を探る目的でアンケート調査を行った。
その結果、「50~60歳代」の「男性」が、「8月」の「午前中」に、「巣の近くで作業中」に、「キイロスズメバチ」に「腕や手」を「1箇所」刺され、「痛みのみの症状で終わる」がそれぞれ最も多い事例であった。しかし、刺された人の10%が何らかのアレルギー症状を呈した。