日本重症心身障害学会誌
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一般演題
P41 重症心身障害児(者)施設の養護学校高等部教育の意義(第1報)
−保護者の満足度実態
井上 勝巳後藤 祐子倉本 恵子佐藤 圭右
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2009 年 34 巻 2 号 p. 320

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抄録
はじめに 平成12年、大分県教育委員会ではこれまで就学猶予・就学免除を受けていた県立養護学校高等部学校区内在住の初等教育を修了した児者に対し、高等部入学希望の調査を実施した。その結果、県下で81名の入学希望があったことが明らかとなった。当園でも21名が就学を希望し、今年度、当時の最後の就学希望者が高等部修了予定である。今回、保護者の満足度実態を知るために、修了者の保護者へ学校教育を受けた率直な意見感想をアンケート実施した。その結果、成長過程について意義のある結果を得ることができたので報告する。 方法 対象は、男性/女性;10/11名。改定大島分類横地案で、A1;7名、A3;2、A4;2、A6;1、B1;2、B2;1、B3;1、B4;3、D2;2であった。それぞれの保護者へ入学年度、入学時の児の年齢、入学に際し保護者の気持ち、学校授業についての印象や変化について郵送により質問した。 結果 アンケートの回収率は76%であった。入学して、非常に良かった;88%、困惑した;0.7%。学校授業についての印象(複数回答)は、個別授業;69%、課外授業;63%、授業参観;56%、制作授業;25%。通学・訪問教育を受けての変化は、強;81%、ほぼ変化なし;0.7%であった。 まとめ 教育を受ける権利を十分行使できなかった重症心身障害児(者)でも、教育を希望し教育を受けることができたことは本人以外にも保護者にとってもかけがえのない時間であったことや、学校生活を通していろいろな刺激を受けることは変化の醸成となったことがわかった。学校教員と当園職員との連携による高等部を修了した入所者のQOL向上についての取り組みについては共同演者により後日第2報として報告するが、今後もQOLを高めるためにも卒後の働きかけに対する専門職とのネットワーク形成の熟慮が正に必要と思われた。
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© 2009 日本重症心身障害学会
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