日本重症心身障害学会誌
Online ISSN : 2433-7307
Print ISSN : 1343-1439
一般演題
P-2-C-31 重症心身障害児(者)施設における認知発達段階別グループ指導の実践
−20年間の経過を振り返って−
亀井 真由美宮武 薫荻原 千恵矢内 裕子田中 豊明柏山 むつ子水野 充美清水 義之伊藤 久美子栗山 康子小林 愛酒井 理恵曽根 翠
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2012 年 37 巻 2 号 p. 341

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抄録
開設当初、心理と言語聴覚士で協力して始めた、長期入所者に対するグループ指導をリハビリテーション科(以下、リハ科)全体の取り組みとして発展させてきた。この実践についてまとめたので報告する。 目的 20年間継続してきた、認知発達段階別グループ指導の実践をまとめ、その意義および今後の課題を検討する。 方法 グループ指導の記録およびケース資料に基づいて以下の点についてまとめる。1.グループ指導の発展経緯、2.認知発達段階別各グループのプログラム、3.入所者にとってのグループ活動の意味やグループ指導における個人の変化、4.グループ指導に関する運営体制の工夫 結果 1.認知発達段階別グループ指導の発展経緯は5期に分けられた。2.認知発達段階別各グループのプログラムを明確にした。3.入所者にとっては居住空間以外の活動の場がある、という楽しみとなった。一人ひとりの変化を作り出せた。4.リハ科全員で話し合う時間を設定した。ケース会ではグループ指導の様子と経過に関する資料提出を行い、病棟職員への理解促進につながった。また、グループ指導の取り組みの延長としてのイベント開催や病棟職員との連絡ノート、保護者へのリハ科便りなど、様々な取り組みを工夫することができた。 結論 リハ科職員全員で認知発達段階別グループ指導を実践したことで、グループ指導において得られた入所者の反応や行動を複数の職種で議論することができ入所者の理解を深めることができた。入所者にとっては居住空間以外の場での活動の楽しみがあった。また、その実践で得られた入所者への関わりの技術や課題選択および提示方法などを病棟での療育活動に生かすことができた。イベントや連絡ノート、お便り等は入所者を取りまく人々の喜びともなった。 今後の課題 今後とも、発想を豊かにして様々な療育活動の形態と内容を工夫していきたい。
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© 2012 日本重症心身障害学会
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