日本重症心身障害学会誌
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一般演題
O-1-C14 挿入が困難な経胃瘻空腸栄養患者に対する栄養チューブの試作
種子島 章男小田 望永江 彰子木内 正子加藤 陽子藤田 泰之口分田 政夫
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2014 年 39 巻 2 号 p. 245

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抄録
はじめに 胃瘻造設を行う重症心身障害児(者)は近年増加しているが、胃食道逆流等により、胃瘻造設後、空腸栄養を余儀なくされる例や、最近では最初から経胃瘻空腸栄養を目的として胃瘻造設を行うケースが増えてきている。 内視鏡的に胃瘻造設を行う場合、季肋部や横行結腸との位置関係から、瘻孔の作成場所に制限がかかる場合が多い。瘻孔の位置によっては、空腸にチューブを留置する際、しばしば挿入が困難となることを複数例で経験している。 今回、チューブを工夫し比較的容易に挿入できるよう試みたので、試作段階ではあるが報告する。 症例 32歳男性。滑脳症。25歳時胃瘻造設。胃食道逆流のため注入時に喘鳴が見られるようになり、誤嚥性肺炎も繰り返すようになったため、経胃瘻空腸栄養を導入した。 当初、市販のチューブ(MIC TJ栄養カテーテル®)を使用したが、挿入がきわめて困難で、胃内で大きくループし留置が浅くなるなどのトラブルがあり、市販の胃瘻チューブ(GBバルーンチューブ®)と経鼻栄養チューブ(アーガイルニューエンテラルフィーディングチューブ®)を加工して二重管とした手製のチューブに変更した。その後、その特徴をメーカーに伝え、メーカーが試作チューブを作成し使用した。 結果および考察 瘻孔の作成位置によって、胃瘻から空腸までチューブを進めることが困難な症例に対し、瘻孔部分は太く、その先は細く張力も弱いチューブを作成し使用することで、挿入時の操作が容易で、かつ抜けにくい空腸留置が可能になった。 自作チューブでは、チューブの長さを任意に変えることができることも利点となる。 メーカーの試作チューブに関しては、バルーンの直下の位置にあらかじめ曲がりを設けてあり、いったん留置すると反張でチューブが戻ることも防げる利点がある。 今後は、任意に長さが調節できるタイプのチューブを、メーカーとともに開発していきたいと考えている。
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© 2014 日本重症心身障害学会
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