日本重症心身障害学会誌
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Print ISSN : 1343-1439
一般演題
O-2-C22 ふるさと訪問活動(第1報)
−質問紙調査票からみたご家族の思い−
竹尾 昭彦, 佐藤 寿洋, 麻生 浩二, 高橋 文子
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2014 年 39 巻 2 号 p. 268

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抄録
はじめに 当施設は、開設以来、家族参加型の季節行事や施設外での療育活動を行い家族とのふれあいを大切にしてきた。利用者・ご家族も高齢化し、帰省も年々と減り「家族に会いたい」「帰省がしたい」とサインを頻回に出す利用者が一部みられるようになった。 そこで、長嶋ら(2011)を参考に家族の元を訪れる日中一時帰省の導入を考え、ご家族の思いやふるさと訪問活動(以下、活動)の意向を知ることを目的に質問紙調査票(以下、調査票)を行ったので報告する。 方法 2013年4月現在、恵の聖母の家に入所する県外在住者5名、社会福祉士の成年後見人4名を除く県内在住者65名のご家族を対象とした。方法は、16項目の内容で有記名とした調査票を配布し集計したが、今回は 1.入所後とここ最近の帰省不能の理由 2.活動の希望 3.ご家族の帰省希望の有無 4.本人の帰省希望の有無 5.将来の必要性についてを重点項目とし分析した。 結果 調査票は、64家族へ配布し有効回答数48家族75%であった。入所後とここ3年以内、帰省できない理由を比較すると介助の負担、距離が遠い、人手がないなどの比率が高かった。この活動を希望されますかでは、面会が週に数回程度のご家族が78%、準超重症児のご家族は89%であった。帰省させたいですかでは、親が50%に対し兄妹は14%であり、その思いに違いがみられた。現在は必要なくとも将来は有用であると答えたご家族は68%であった。 考察 面会頻度が多いご家族が希望されたことから、常に寄り添い利用者の思いを察知し、自分自身に置き換え代弁していることが考えられた。ご家族の高齢化に伴い面会や帰省が減少し、家族関係が希薄となることが示唆される今、親だけでなく兄妹との関係性の構築が必要と考えられた。 また、加齢や家族構成の変化などが帰省や外出ができない理由とされ、各職種との連携を図って不安を取り除き、利用者・ご家族の希望に沿った活動を実現していくことが必要と考えられた。
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© 2014 日本重症心身障害学会
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