日本重症心身障害学会誌
Online ISSN : 2433-7307
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P-2-F24 持続血糖モニタリングの検討により良好な血糖管理となった栄養管理をし得たダンピング症候群の一例
小和瀬 貴律
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2014 年 39 巻 2 号 p. 328

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抄録
重症心身障害児の栄養管理において、その内容や摂取方法の決定には個別の評価が必要である。われわれは、人工栄養管理中のダンピング症候群の重症心身障害児に、持続血糖モニタリング(CGM)を用いて血糖値(BG)の推移を観察し、栄養の評価や対策を検討した一例を報告する。 症例 17歳男性。身長124cm、体重23.8kg、肥満度−1.2%。VATER症候群(食道閉鎖C型根治術後、高位鎖肛根治術後)、胎児仮死、脳性麻痺、腸管狭窄、仙骨奇形、胃瘻造設・噴門形成術後。甲状腺ホルモン、活性型Vit.D、ピコスルファート内服、および、レボカルニチンとビオチン補充を併用していた。エレンタール®P 3袋 + グルセルナ®Ex 1缶+ テゾン®1缶(1200 kcal/日)を経管摂取していたが、BG 50mg/dlを下回る著明な低血糖が散見されたため、CGMを施行した。4日間の観察期間中、注入後1時間で血糖値が200mg/dlを超え、注入後3時間の血糖値は注入前の値を下回っていたため、食後3時間程度での採血では、高血糖を認めることはなかったと推察された。プルモケア®EXを中心とした栄養内容に変更し、再びCGMを行い、血糖変動が著明に改善したことを確認した。 結論 CGMは、重症心身障害児の栄養管理における有用なツールになりうると考えられた。特に、経管摂取を行っていてダンピング症候群が疑われるような症例では、その診断とその後の栄養管理に大変有用であると考えられた。
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© 2014 日本重症心身障害学会
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