抄録
はじめに
当社は、重症心身障害児を対象とした放課後等デイサービスを運営している。放課後という限られた時間の中で、児童指導員、看護師、理学療法士が、様々な視点で支援を行っている。
今回、Fワードプロフィール(以下、プロフィール)を用いてカンファレンスを行ったので、その取り組みについて報告する。
対象
放課後等デイサービス利用児50名
方法
カンファレンス前に、各スタッフがプロフィールを記入する。カンファレンス時に、各自が記入したものを一枚に整理し、プロフィールを完成させる。そして、プロフィールで整理された情報から、利用者の短期目標(半年以内)と長期目標を設定する。プロフィールの各項目は、以下のように、複数の質問とした。
Function:出来ること。出来ないこと。手伝うと出来ること。やってみたいこと。やらせてみたいこと。
Family:どんなご家族ですか。家族と本人はどんな関係ですか。家族から本人へ期待することは。家族から当社へ期待することは。
Fitness:安全に配慮すべき点。身体のことで配慮すべき点。
Friends:友達はいますか。どんなお友達ですか。どのコミュニティーの友達ですか。友達とどんな関係ですか。
Fun:どんな遊びが好きですか。どんなことを学びたい。どんなことは苦手。
Future:どんなことが、将来のために必要ですか。どんな暮らしになっていくのだろうか。どんなことが出来るようになりそうか。どんなことが出来なくなりそうか。
結論
職種ごとに、得意な項目があり、利用者の情報を包括的に把握することが可能となった。それにより、何を優先して関わるべきか整理することに役立った。カンファレンス後の関りや、事前の準備において、目的意識をもって行いやすくなった。また、新入職員への情報共有にも役立った。
今後の課題
利用者全員への実施は、多くの時間を要し、個別支援計画書を作成時期と、カンファレンスを行う時期に乖離がある。