抄録
小児科の先生方に、まず再確認していただきたいことは、①神経筋性側弯症は終生進行性であること(成長期が終了しても止まらない)、そして、②体幹装具(コルセット)では神経筋性側弯症の脊柱マネージメントはできない、という二つの真実である。
我々からすると当たり前のことがなかなか知られていない、と痛感することがよくある。そして、脊椎外科医を恐れずに、神経筋性側弯症の心得のある脊椎外科医に早めに相談いただきたい。時間はどう頑張っても巻き戻せない。そして、いざ手術とならば、小児科の先生方の協力が必須となる。是非、周術期は整形外科医にお預けとせず、一緒に戦ってほしいと思う。確かに合併症率は低いとは言えない。だが、そういったリスクを考え併せても術後に得られる安定した未来は十分価値があるものと考える。