日本医真菌学会総会プログラム・抄録集
Print ISSN : 0916-4804
第49回 日本医真菌学会総会
セッションID: P-73
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PCR-RFLP 法を用いた爪からの白癬菌検出
*安澤 数史河崎 昌子田邉 洋望月 隆石崎 宏
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抄録
[目的]爪白癬は培養率が低く、正確な疫学調査の為には病巣からの直接の菌種同定法の開発が望まれていた。そこで PCR を用いて爪から直接白癬菌 DNA を検出し、これの制限酵素切断片長多型 (RFLP) 分析による菌種同定を試みた。[材料・方法]金沢医科大学皮膚科外来において爪白癬が疑われる受診者より爪(趾爪先端部)を得た。物理的に粉砕した爪を緩衝液 (SDS, 2-mercaptoethanol 含む) に懸濁し加熱処理後、フェノール・クロロホルム処理を経て DNA 調製液を得た。これを鋳型として、ITS1, ITS4 のプライマーペア (White et al.,1990) を用いた PCR を行い、rRNA 遺伝子の ITS 領域を増幅し、その RFLP 分析 (Mochizuki T et al.,2003) を行う事で菌種同定を行った。[結果]39 人の 47 爪について KOH 検査を行ったところ、陽性が 33/47 (70%) であった。 KOH 陽性のうち培養陽性は 5/33 (15%) で、ITS 領域の増幅がみられたのは 18/33 (55%) であった。KOH 陰性の爪では培養陽性は 0/14 (0%) であったが 3/14 (21%) で ITS 領域の増幅がみられた。増幅された 21検 体の RFLP の結果は 15 検体 (75%) が Trichophyton rubrum 型、5 検体 (25%) が T. mentagrophytes 型であった(同一人物からの結果を除く)。
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© 2005 日本医真菌学会
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