日本医真菌学会総会プログラム・抄録集
Print ISSN : 0916-4804
第49回 日本医真菌学会総会
セッションID: P-94
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抗白癬剤リラナフタートのクリームと液の群間比較試験
*比留間 政太郎渡辺 晋一滝内 石夫西川 武二小川 秀興リラナフタート 研究班
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抄録
【目的】足白癬に対するリラナフタート液の有効性がリラナフタートクリーム(ゼフナート® クリーム)のそれよりも非劣性であることを検証し,併せて安全性に問題ないことを確認する。
【デザイン】足白癬(趾間型または小水疱型)を対象とした無作為化割付による多施設共同群間比較試験とし,1 群 144 例,合計 288 例を集積目標とした。4 週目の真菌学的効果(菌陰性化率)及び皮膚症状の改善効果(皮膚改善率)各々について剤型間の差の 95% 信頼区間における下限値が,共にー10% を下回らない場合に非劣性が証明されたものとした。
【結果】13 医療機関において,2004 年 6 月 1 日から同年 7 月 21 日までに 290 例(クリーム 144 例,液 146 例)が登録され,4 週目における適格・評価可能症例は 272 症例(137 例,135 例)であった。剤型間および病型(趾間型,小水疱型)間での被験者背景因子に偏りはなかった。菌陰性化率は,クリーム 70.1%(96/137 例),液 74.8%(101/135 例),差の 95% 信頼区間下限値ー5.9% であった。皮膚改善率は,クリーム 94.9%(130/137例),液 97.0%(131/135 例),差の 95% 信頼区間下限値ー2.5% であった。薬物有害反応は,局所刺激等がクリーム 4 例(発現率2.8%),液 3 例(2.1%)に観察された(p=0.722)。また,臨床検査値の異常変動が,クリーム 1 例(尿糖上昇),液 1 例(AST 上昇)に観察された。
【結論】リラナフタート液の有効性は,リラナフタートクリームのそれよりも非劣性であることが検証された。また,クリームと同様の安全性が確認された。
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© 2005 日本医真菌学会
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