日本医真菌学会総会プログラム・抄録集
Print ISSN : 0916-4804
第49回 日本医真菌学会総会
セッションID: P-29
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Candida albicans の誘導期と対数増殖期の呼吸システム変化
*小笠原 綾子渡部 俊彦三上 健松本 達二
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抄録
Candida albicans は好気的、嫌気的条件で増殖可能な真菌である。今回我々は、C. albicans の誘導期と対数増殖期で増殖に関わるエネルギーの産生経路の変化について検討した。 C. albicans を嫌気状態で培養すると誘導期の増殖には影響がないが、対数増殖期では増殖が抑制された。好気状態では C. albicans はグルコースの存在、非存在下で増殖できるが、嫌気状態ではグルコースがないと増殖できなかった。C. albicans を好気状態で培養した場合、誘導期にはエタノール産生量が増加したが対数増殖期に移行するとその産生量は減少した。酸化的リン酸化阻害剤であるオリゴマイシンは C. albicans の好気状態の誘導期の増殖には影響がなかったが、対数増殖期の増殖は著しく抑制した。 TCA 回路の酵素である Succinate dehydrogenase (SDH) をコードする SDH2mRNA の発現は、誘導期では低く、対数増殖期では高かった。これらの結果から、C. albicans の増殖エネルギーは、誘導期には酸素を必要としない経路で、対数増殖期には酸素を使う経路で供給されていることが明らかになった。
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© 2005 日本医真菌学会
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