体育・スポーツ経営学研究
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研究資料
1996年テレビスポーツプログラムの分析
荒川 勝彦
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1998 年 14 巻 1 号 p. 15-23

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抄録

本研究の目的は、1996年に放送されたテレビスポーツプログラムを分析することであった。資料は、1996年1月1日から12月31日までの朝日新聞テレビ番組欄であった。NHK総合、NHK教育、日本テレビ、TBSテレビ、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京、NHK衛星第1、NHK衛星第2、WoWoWの10局を調査した。スポーツ種目別に1年間の放送時間を集計した。また、ゴールデンタイムにおけるスポーツプログラムの分析も行った。本研究では、ゴールデンタイムは、午後7時から午後10時までとした。得られた結果は、次のことがらであった。1)1996年のテレビスポーツプログラムの総放送時間は、562,692分であった。このうち衛星放送は、263,436分で総放送時間の46.8%であった。2)アトランタオリンピックの実況時間は、43,087分であった。このうち衛星放送は、23,090分であった。3)1996年に放送されたスポーツ種目数は、74種目であった。4)放送時間の最も多い種目は、野球で78,139分であった。2位はゴルフで57,946分、3位はサッカーで52,850分、4位はオリンピック総合で49,391分、5位は相撲で44,992分であった。5)ゴールデンタイムで、放送時間の最も多い種目は野球で28,483分であった。2位はサッカーで17,787分、3位は、スポーツバラエティーで7,782分であった。

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© 1998 日本体育・スポーツ経営学会
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