材料
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多段重複繰返し応力疲労試験機の試作
藤谷 景三田中 道七関 護雄五十嵐 勉
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1966 年 15 巻 155 号 p. 531-534

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抄録
プログラム疲労試験機として, 重錘によって負荷する片持回転曲げ型の試験機を試作した. 重錘を負荷したり除荷したりするには電磁力を利用し, 電磁石の磁励回路をオンオフすることにより比較的簡単な方法で目的を達することができた. 負荷に直接重錘を用いるため, 試験片に掛かる曲げモーメントの算定が確実で, また取り扱いが簡単, 製作費も廉価であることを特徴とする.
試験機の調整としては, 試験中たびたび行なわれる重錘の負荷除荷により過渡的に不必要な荷重が掛からぬようダンパーの設定などに特に留意した.
この試験機により若干のプログラム疲労試験を行ない, 本試験機が充分所期の目的を達しうるものであることを確かめた.
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© 日本材料学会
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