日本看護技術学会誌
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原著
殿部筋肉内注射部位の特定方法についての検討
―特定部位の分布に着目して ―
佐藤 好恵森 將晏
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2011 年 10 巻 2 号 p. 4-13

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抄録
 適切な殿部筋肉内注射部位の特定方法を検討することを目的とし,「四分三分法の点」,「クラークの点」,「ホッホシュテッターの部位」の位置関係と特定部位の施行者間のばらつきについて検討した.
 位置関係は,「クラークの点」を基準にしたとき,「四分三分法の点」はより背側に,「ホッホシュテッターの部位」はより尾側に分布していた.「四分三分法の点」は特定部位が最も背側に分布しており,施行者によって腹側.背側のばらつきが大きいため,坐骨神経の分布域に近づく危険性がある.「ホッホシュテッターの部位」は施行者の手掌の大きさによって頭側~尾側にばらつきやすい傾向が認められた.
 「クラークの点」は施行者間のばらつきが少なく,腹側に分布するため神経 ・ 血管損傷の危険性が少ないと考えられる.しかし,特定上の困難さがあげられているため,より簡便に特定できる方法を考案していくことが検討課題である.
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© 2011 日本看護技術学会
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