日本看護技術学会誌
Online ISSN : 2423-8511
Print ISSN : 1349-5429
ISSN-L : 1349-5429
研究報告
基礎看護技術における「浣腸」と「導尿」の技能習熟前後の動作分析
中村 昌子
著者情報
ジャーナル フリー

2009 年 8 巻 3 号 p. 84-90

詳細
抄録
 基礎看護技術を習得する過程において,技能習熟前後で何が異なるのかについては明確にされていない.そこで,本研究では,看護系大学女子学生23名を対象に,「浣腸」と「導尿」の技術試験前後の動作について撮影,比較分析し,その違いを明らかにした.その結果,学生は,試験前の練習では手順がひととおりできるようになるが,スムーズさに欠けていた.試験後は,試験前に比べて作業位置 ・ 姿勢が自然なものに変化し,物品の置き方 ・ 操作を工夫し,左右の手が連動し,利き手の動線が集約し,所要時間が短縮した.これより,技能習熟には,熟練者の要素である,身体や物品の使い方ならびに左右の手の連動などが変化することが明らかになり,看護技術教育のための基礎資料が得られた.
著者関連情報
© 2009 日本看護技術学会
前の記事 次の記事
feedback
Top