国立感染症研究所細菌第一部第4室
2020 年 25 巻 1 号 p. 118-
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【要旨】ボレリア感染症としてライム病、古典型回帰熱および新興回帰熱が知られている。ライム病はわが国においては希少な感染症ではあるが、感染の機会は存在することが社会的によく知られている。古典型回帰熱は、「国内にはすでに存在しない、海外で流行している病気」として認識されていた一方で、輸入例が報告されたことや、新興回帰熱の発見があったことから、近年再び注目を浴びるようになった。本稿ではこれらボレリア感染症についてヒトの公衆衛生の観点から解説を行う。
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